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「アンティーク山本商店」No.2 【2012年冬号】 表面 発行:泣Aンティーク山本商店 作画:広瀬孝二
・家具小話<第弐話箱膳>古いちゃぶ台台のルーツは箱膳と 呼ばれる蓋付きの木箱でした。下に引出しが付いている物は 上等で一般的にはシンプルな立方体の箱が使われていました 。蓋の上面には、ひと回り小さな溝が彫られており、蓋をし た状態で経てい幾つも積み重ねることが出来ます。家族がそ れぞれ自分専用の箱膳を持ちその中に茶碗や器、箸などを収 納しておきます、食事の時に中の食器を取り出してから蓋を ひっくり返して(このときひと回り小さな溝が下の木箱の縁 に合わさり、ずれないようになる)蓋の裏面が角膳となるの です。
・古時計記<第弐話幻の岐阜時計>岐阜時計は明治三十年( 一八九七年)岐阜県小熊町で発足した生産工場の掛け時計会 社である。明治三十三年には経営不振に落ち込み明治三十五年頃倒産したようだが、他の時計会社に比べても確認されている数が著しく少ない幻の時計だ。現在確認されている岐阜時計は六台で時計蒐集家の垂涎の的である。掛け時計の振子内部にある紙のラベルには鵜飼の図柄がデザインされておりこのラベルをデザインしたのは日本画の巨匠”川合玉堂”である。実は岐阜時計を設立した大洞弥兵衛の娘が川合玉堂の妻だったのです。川合玉堂は生涯に五百を超える鵜飼を描いており妻の実家の岐阜時計に一役買ったこともうなずける。時計蒐集家でなくともぜひ一度目にしたい時計である。

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