第一話 収納家具のはじまり
日本における収納するための家具の期限を辿ると、果ては中国大陸に行き当たります。中国より、朝鮮半島を通って、先ずは佐渡島入ってきました。佐渡から本土である新潟に渡り、全国に広がったと言われています。江戸中期から後期の佐渡箪笥は、その形や作りが、古い李朝の箪笥と瓜二つなのは、その流れを物語っています。大陸より箪笥が渡ってくるまでの日本で主に使われていた収納するための道具は行李(蓋付きにつづら状のもの)です。それまで衣類や布団、食器などを移動できる家具に収納する文化は、日本にはなかったので、この行李の出現は、当時の人々にとって画期的な存在だったことは、間違いありません。その後、長持、車箪笥、箪笥へとつながっていきます。
平成二十三年九月十四日